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アメリカ南部の香りをまとった一杯「 ボールパーク 」。甘くフルーティーなサザンカンフォートと、テネシーウイスキーの力強さが調和し、ソーダの爽快感で仕上げたカクテルです。レモンを絞ればさらにキリッと引き締まり、軽やかな味わいに。名前の由来は“野球場”を意味する言葉で、気取らず楽しめるカジュアルな雰囲気も魅力のひとつ。ウイスキー初心者にもおすすめの、神戸生まれのアメリカンスタイルカクテルをぜひご堪能ください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.710
- サザンカンフォート・・・・・・30ml
- テネシーウイスキー・・・・・・15ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
- カットレモン
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
技法 = ステア
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サザンカンフォートの紹介ページ
アメリカンウイスキーのおすすめ銘柄リスト
作り方
グラスは炭酸が抜けにくい コリンズグラス をおすすめします。 他は ゴブレット、タンブラーグラス を使いましょう。

レモン1/8にカットをグラスの縁に軽当てて、縁を一周します。レモンカットはそのままグラスの中へ入れます。
グラスに氷、サザンカンフォート、テネシーウイスキーを入れます。
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1~2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。
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- アルコール度数 = 6%~7% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 夢を求め人生を駆け上がる期待の星 」
- カクテル誕生日 = 「 8月10日 」
ボールパークの詳細と動画
由 来

「 ボールパーク Ball park 」とは「 野球場 」や「 球場 」という意味です。元々野球場の英語は「 ベースボール スタジアム Baseball Stadium 」ですが、アメリカの野球場は、野球観戦以外に様々なイベントや遊園地のような要素を取り入れていることから呼び名がボールパークへと変わったそう。
他にも ビジネス用語では「 おおまかな 」や「 おおよそ 」として使われています。これはスペースシャトルが地球に帰還する大まかな着陸地点を予測する際に使われたことがあり、それ以降広まったという説が有力です。
特徴・味わい

アメリカ南部の甘く香り高いリキュール“サザンカンフォート”に、力強いテネシーウイスキーを合わせた、すっきり爽快なカクテルです。フルーティーで個性的な香りが広がりつつ、ソーダで割ることで軽やかさが生まれ、ウイスキー初心者でも飲みやすい仕上がりになります。
特にカットレモンをキュッと絞ることで、甘さに爽やかな酸味が加わり、バランスが一気に引き締まります。神戸発のこのレシピは、サザンカンフォートの特徴を残しながらも、テネシーウイスキーが程よく甘さを抑え、奥行きのある味わいを演出。ウイスキーに苦手意識がある方にもおすすめできる、入門にも最適な一本です。リラックスタイムやカジュアルな集まりにもぴったりな一杯です。
手順動画
- 引用 = Bar BuleHole ⇒カクテル・バーチャンネル
材料リスト

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ベースのお酒・サザンカンフォート
サザンカンフォートのネーミングの意味は、「 サザン Southern = 南方の 」「 カンフォート Comfort = 安らぎ、歓び 」という意味で、合わせると「 南部の歓び 」または「 南部の安らぎ 」となります。
現在ではサザンカンフォートの頭文字を取って、So,Co( ソコ )の相性で呼ばれており、その名前のカクテルも存在するほど定着しているリキュールです。
サザンカンフォートの歴史

サザンカンフォートが誕生したのは1860年代で、1995年までアメリカ南部のある男性バーテンダーが考案したということ以外明らかにされていませんでした。その1995年にイギリスから出版された「 Classic Spirits of the World 」で、アメリカ・ニューオーリンズでバーテンダーをしていた「 マーティン・ウィルクス・ヘロン 」という人物名が記載されることにより明るみに出たのです。
ヘロン氏はある樽詰めされたバーボンの味が粗悪なものだったため、果実味、甘味などを加えて美味しく飲めるように改良しました。これがサザンカンフォート( 当時はカフス・アンド・ボタンとして知れていた )の始まりです。
1889年にはテネシー州・メンフィスに移り、自分のBARを持ち、その店でこの自家製リキュールの特許を取得し本格的に売りだします。19世紀末になると、さらに北上し、ミズーリ州セントルイスでこのリキュールを瓶詰めし販売を開始します。
1900年フランス・パリで行われたリキュール世界博覧会で金賞を獲得すると、受賞したことをキッカケに、認知度が高まり世界中で飲まれるようになります。1904年にはルイジアナで行われた博覧会でも金賞を獲得し、確固たる地位を築くのです。
サザンカンフォートの原料・製法

誕生した当初のサザンカンフォートの原料は、バーボンウイスキーをベースに様々なフルーツ類のエキスとハーブやスパイスを混ぜ合わせていました。バーボンウイスキーをベースとしていたことと、アルコール度数が50%を超えていたことで、テイストはパワフルであったそうです。現在の爽やかさよりも、ガツンとしながらも強い飲みごたえを感じるリキュールでした。
現在は蜂蜜からつくられた中性スピリッツをベースにして、使用するフルーツもピーチを主体に、アメリカ産のオレンジやレモンを使い、多くのフルーツエキスとフレーバーを混ぜ合わせ、ピーチの核のアーモンドフレーバーも溶け込ませています。他にもハーブやスパイスも合わせ、ユニークなテイストに仕上がっています。
アルコール度数が21%に下げられたことと、バーボンウイスキーから中性スピリッツにベースを変えたこと、ピーチを主体にしたことで、かなり飲みやすくなり、果実感もアップして女性向きなリキュールに変わっています。
製法や原料の詳細は公開されておらず、これ以上はわかりませんでした。 ただ飲めば他にはない唯一無二のリキュールであることがわかるかと思います。 飲んだ事のない人はぜひお試しください。
- サザンカンフォートの歴史・特徴は ⇒ コチラ
カクテル材料紹介
ー ウイスキー Whiskey ー
〚 歴史・誕生 〛・・・ウイスキーの誕生は、スコットランド説とアイルランド説があり、どちらかはわかっていません。大きく広まったのは、フィロキセラという害虫がヨーロッパ中のブドウを壊滅寸前まで追い込まれると、代わりにウイスキーが飲まれるようになりました。
その後移民と共にアメリカ大陸に渡ったウイスキーは、アメリカの土地柄が、バーボンウイスキーという姿に変え、アメリカ国内のみならず、世界中で飲まれるようになります。
そして江戸時代の黒船来航の際に、献上品としてウイスキーが日本に上陸し、明治時代の終わりごろから日本独自のウイスキーが開発され、瞬く間に評価を上げました。
現在では、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダに並び、日本を含めた世界5大ウイスキーとして地位を定着させています。
〚 製造・原料 〛・・・ウイスキーの原料は、水、酵母、穀物の三つでできています。 水はミネラル分をバランスよく含んでいる天然水が最も適しています。
ウイスキーの種類によって細かく規定を設けているのが穀物で、グレーンウイスキーやバーボンウイスキーには大麦麦芽の他に、小麦、ライ麦、トウモロコシが使われます。
原料の他にピートと呼ばれる、植物が長い年月をかけて炭化した泥炭を燃料とし、網に広げたモルトの下から焚いて穀物を乾燥させます。この時に穀物に薫香が染みつき、これがウィスキー特有の香りの元になっているのです。
様々な工程を終え、樽熟成後にはウィスキー職人ともいえる「 ブレンダー 」によって各蒸留所の品質管理や個性を造り出し、世に出るのです。
〚 味わい・香り 〛・・・ウイスキーの味わいや香りは、国や銘柄などで様々あります。 共通しているのは、原料が穀物で、樽熟成を行っているという点で、ワインやブランデーにはとは違う重みのある深い味わいが特徴的です。また木製の樽熟成由来の木の香りも感じられ、バニラ、オーク、カラメルなどの香りが一般的です。
ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
カクテルのTPO用語
ー オールデイカクテル All day cocktail ー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
おすすめのグラス
コリンズグラス Collins glass

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
道具リスト


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