ティント・デ・ベラーノ|カクテルレシピ・作り方・特徴|赤ワイン + ソーダ

ワインベースロングカクテルのティント・デ・ベラーノ
目次
[ スポンサーリンク ]

レシピと作り方

ティント・デ・ベラーノの材料

Recipe no.404

  • 赤ワイン・・・・・・・・・・・1/2
  • ソーダ・・・・・・・・・・・・1/2
  • シュガーシロップ・・・・・・・2tsp
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

※ 本来は甘味のある炭酸飲料を使う( サイダーやレモンスカッシュなど )
1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

ティント・デ・ベラーノの作り方

グラスは ワイングラスコリンズグラスゴブレットタンブラーグラス が使われます。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷を入れ、赤ワイン、シュガーシロップを入れます。

STEP
炭酸をステアする

泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 7% ~ 8% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 不明 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

[ スポンサーリンク ]

ティント・デ・ベラーノの詳細

歴史・特徴

スペイン・アンダルシア地方

由来と歴史 〛・・・ティント・デ・ベラーノはスペイン南部のアンダルシア地方が発祥とされています。このカクテルは、スペインの夏の暑さを和らげるために生まれたもので、庶民的で気取らない飲み物として広く親しまれています。

発祥にはいくつかの説がありますが、1920年代にコルドバにある「 ヴェンティージャ・デ・ラ・リュエダ 」というバーで誕生したと言われています。このバーのオーナーが、暑い気候に適した飲み物として考案し、その後スペイン全土に広まりました。


特 徴 〛・・・ティント・デ・ベラーノの最大の特徴は、その手軽さと爽やかさです。材料がシンプルで、誰でも簡単に作ることができるため、バーベキューやピクニック、ビーチなど、アウトドアのシーンに非常に適しています。また、アルコール度数が比較的低いため、軽く飲みたいときにもぴったりです。

このカクテルは、赤ワインのフルーティな風味とレモンソーダの甘味と酸味が調和し、飲みやすくなっています。炭酸のシュワっとした刺激が、夏の暑さを和らげる爽快感を与えてくれます。

本来は甘味のある炭酸飲料で割って飲むそうなので、自分の好みの炭酸飲料で割る楽しさがあります。 例を挙げると、スプライト、三ツ矢サイダー、レモンスカッシュ等々が挙げられます。 日本ならではで言うと、ノンアルコールの梅ソーダ( ウメッシュ )なんかもお薦めできます。

味わい・魅力

赤ワインをグラスに注ぐ

味わい 〛・・・ティント・デ・ベラーノの味わいは、赤ワインの渋みがほのかに感じられつつ、炭酸飲料によって爽やかで軽快なテイストに仕上がっています。使用する赤ワインはフルボディではなく、フルーティで軽めのものを選ぶと、炭酸飲料とのバランスがより良くなります。甘さと酸味が絶妙に混ざり合い、どこか懐かしさのある、シンプルで心地よい味わいです。

カクテル自体は赤ワインを甘味と爽快感のある炭酸飲料で割ることで赤ワインの渋味が弱まり、飲みやすくなっています。 つくるのも簡単なのでお家カクテルのリストに加えられる一品です。


魅 力 〛・・・ティント・デ・ベラーノの最大の魅力は、その手軽さと誰にでも親しみやすい飲みやすさです。特に夏の暑い時期にピッタリで、重すぎず軽快な味わいが気持ちをリフレッシュさせてくれます。また、スペインでは「 サングリア 」に次ぐ人気のあるカクテルであり、観光客だけでなく現地の人々にも広く愛されています。

ティント・デ・ベラーノは、リラックスしたひとときに最適なカクテルです。特別な技術や高価な材料が必要なく、誰でも簡単に作れて、美味しく楽しめることがその魅力です。スペインの風景とともに、気軽にワインを楽しむ文化を象徴する飲み物とも言えるでしょう。

甘味のある炭酸飲料が無い場合や、甘味を抑えたい場合は炭酸水を使ってもO.Kで、自分で甘味を調節したい場合は、炭酸水とガムシロップを使いましょう。

  • サングリアのページは ⇒ コチラ

まとめ 〛・・・ティント・デ・ベラーノは、スペインの夏を感じさせるシンプルで美味しいカクテルです。赤ワインとレモンソーダを混ぜるだけで作れるこの飲み物は、気取らず楽しむことができ、暑さを和らげるのにぴったりです。スペイン文化のカジュアルさと、親しみやすい味わいをぜひ楽しんでみてください。

ティント・デ・ベラーノの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

関連のカクテルレシピ リスト

⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ

〚 他のカクテル レシピリスト 〛

[ スポンサーリンク ]

ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。

胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

食前酒が並んでいる

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

ティント・デ・ベラーノにおすすめのグラス

ワイングラス Wine glass

ワイングラス

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

コリンズグラス・ゾンビグラス

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

タンブラーグラス

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

ティント・デ・ベラーノで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
目次