レシピと作り方
パナシェの材料
Recipe no.053
- レモンサイダー・・・・・・・・1/2
- ビール・・・・・・・・・・・・1/2
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
パナシェの作り方
グラスは、ピルスナーグラス を使用します。 コリンズグラス、ゴブレット でも構いません。
ビール、レモンサイダー、グラスはあらかじめよく冷やしておきましょう。
グラスにレモンサイダーを入れ、ビールを満たします。
軽くゆっくりとステアして完成です。
ステアはゆっくりとバースプーンを入れ、2回転~3回転程まわすだけにしましょう。( マドラーで混ぜることをおすすめします )
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
[ スポンサーリンク ]
パナシェの特徴・感想
パナシェとはフランス語で、「 混ぜ合わせた 」という意味で、ビールとレモネードを 1:1 で割った エードスタイル のカクテルです。
現在ではレモンソーダを混ぜることが多く、 ゴクゴク飲めるビールにレモンソーダ( サイダー でも可 )を割ることで、ビールのほろ苦さに、レモンソーダの甘味が加わわることで、苦味が穏やかになり更に飲みやすくなっています。
その爽やかさが夏やパーティーなどにはぴったりのカクテルです。オススメは、レモンカットかレモンスライスを入れると、フレッシュな酸味がプラスされます。
1:1で割る材料はレモンソーダ、サイダーなどの炭酸であればO.Kです。 だれでも簡単に造れて、更にアルコール度数も2%~3%と低いので、毎日でも飲めるお手軽カクテルの代表格です。
パナシェの材料
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
関連のカクテルレシピ リスト
⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
[ スポンサーリンク ]
ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
カクテルスタイル
エード Ade
ソフトドリンクの一種で、主に砂糖類、ミネラルウォーターもしくは炭酸水を使って果汁を薄めたドリンクスタイル名称です。
カクテルではオレンジエードやレモネードが有名。( レモネードはレモンエードの略 )「 エード 」は国によって呼び方も変わり、アメリカでのエードは炭酸を含みませんが、フランスでは炭酸を含みます。
果汁を薄めずそのまま飲む場合は「 ジュース 」と区分されます。日本ではミネラルウォーターで割ったものを「 エード 」、炭酸で割ったものを「 スカッシュ 」と呼びます。
サイダー Cider
サイダー( cider )とは日本では三ツ矢サイダーのような炭酸ドリンクが想像できますが、元々はリンゴ酒が語源で、酸味と甘味にリンゴの香味を加えたものを指し、海外ではサイダーを注文すると、リンゴ酒が出てくることが多いです。
- カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ
カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
パナシェにおすすめのグラス
ピルスナーグラス Pilsner glass
ピルスナーとは1842年にチェコのピルゼンで生まれたビアスタイルです。 世界で最も多く飲まれているビールで、日本国内の流通しているビールの9割がこのピルスナーに分類されるものです。
キレのある喉越しとホップの苦味が特徴です。世界でも7割がピルスナータイプと言えます。
ピルスナータイプの特徴は爽やかな味わいと喉越しの良い口当たりです。その特徴を最大限に生かすグラスとして生まれたのがこのピルスナーグラスです。
背の高いグラスにする事で、ビールを飲む際にピリッとした炭酸が真っすぐ口の中へ入ってくる構造で、口の狭さは炭酸が抜けるのを抑えるためです。
背が高く真っすぐなことで、グラスの底から浮き上がってくる気泡が美味しそうな見た目を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。
コリンズグラス Collins glass
背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トムコリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。
他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。
他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
パナシェで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料