コアントローソーダ|カクテルレシピ・作り方・特徴|ホワイトキュラソー + ソーダ

リキュールベースロングカクテルのコアントローソーダ
目次
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レシピと作り方

コアントローソーダの材料

Recipe no.521

  • コアントロー・・・・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

  • ホワイトキュラソーの歴史・特徴・主なブランドは ⇒ コチラ

コアントローソーダの作り方

グラスは炭酸が抜けにくい コリンズグラス をおすすめします。 他には ゴブレットタンブラーグラスがおすすめです。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷、コアントロー、レモンジュースを入れます。

STEP
炭酸をステアする

泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 9% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 恋はあせらず 」
  • カクテル誕生日 = 「 12月20日 」

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コアントローソーダの特徴

コアントローとテキーラとフレッシュライム

由来・歴史 〛・・・「 コアントローソーダ 」のベースであるコアントローは、1849年にフランスのアンジェという街で、アドルフ・コアントローとエドゥアール・コアントロー兄弟によって創業されたコアントロー社によって誕生しました。コアントローは、ビターオレンジとスイートオレンジの皮を使って作られるオレンジリキュールで、その絶妙なバランスの風味から、世界中で広く使われるリキュールの一つです。

「 コアントローソーダ 」は、コアントローの柑橘の爽やかな香りと味わいを引き立てるために、シンプルなソーダで割るスタイルのカクテルとして誕生しました。このカクテルは、20世紀に入ってから、特に軽くて爽やかな飲み物を好むカジュアルな場面で人気を博しました。カクテルブームと共に世界中に広まり、今では簡単に作れる定番カクテルの一つとなっています。


特 徴 〛・・・今回紹介したコアントローソーダとは、スピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをした果実系リキュールであるホワイト・キュラソーのブランドであり、BARなどには必ずおいてあります。 いくつかあるホワイトキュラソーの中で一番多く使われているのがこのコアントローです。

  1. 柑橘の鮮やかな風味:コアントローは、ビターオレンジとスイートオレンジをバランスよくブレンドした風味豊かなリキュールです。これがソーダ水で引き立てられ、爽やかな飲み心地になります。
  2. シンプルで作りやすい:リキュールとソーダ水、そして氷を混ぜるだけというシンプルな作り方で、特別な道具やスキルを必要としません。初心者でも手軽に作れるカクテルです。
  3. ソーダの軽やかさ:炭酸の軽やかさが加わることで、コアントローの甘さが和らぎ、全体として非常に飲みやすい仕上がりになります。アルコール度数も控えめで、さっぱりとした味わいが特徴です。

ライムと炭酸

味わい 〛・・・華やかな香りとリキュールならではの甘味はあるものの、クレーム・ド・カシスカンパリといったリキュールに比べると個性が弱いです。 カクテルにはよく使われている材料ではありますが、ベースとして使われることは少なく、殆どがお供のような存在です。

「 コアントローソーダ 」は、柑橘系の香りが豊かで、フレッシュな味わいが口の中に広がります。コアントローの甘さとほのかな苦味がソーダ水によってバランス良く引き締められ、飲みやすいカクテルに仕上がります。シンプルな構成ながらも、オレンジの爽やかな風味が際立つため、食前酒としても最適です。

また、ライムやオレンジのスライスを加えることで、柑橘系の酸味がより強調され、さらに爽快感が増します。特に暑い季節にはリフレッシュできる一杯です。


魅 力 〛・・・インパクトはあまりありませんが、その代わり爽やかさとほんのりした甘味と、ジンやウォッカと同じアルコール度数からくる飲みごたえがクセになるカクテルです。他の材料との相性が良いリキュールなので、ソーダ以外も合わせてみるのも楽しいです。

  1. シンプルでありながら本格的な味わい:少ない材料で作られる「 コアントローソーダ 」は、初心者からプロまで楽しめるカクテルです。コアントローの高品質なリキュールの風味を引き立てるため、非常にシンプルでありながら深い味わいが楽しめます。
  2. 軽やかで飲みやすい:アルコール度数が控えめで、炭酸のシュワッとした軽やかさがあるため、カジュアルなシーンでも気軽に楽しめます。女性やアルコールに強くない人でも楽しめる飲みやすさが魅力です。
  3. 季節やシーンを選ばない万能カクテル:このカクテルは、特に夏場の暑い時期にぴったりですが、シンプルで爽やかな味わいは季節を問わず楽しむことができます。また、食前酒としても、リラックスタイムの一杯としても最適です。
  4. カスタマイズの自由度:レモンスライスやミントの葉など、飾りを変えることで見た目や香りをアレンジできます。また、ライムやレモンジュースを少し加えても良いアクセントになります。

まとめ 〛・・・「 コアントローソーダ 」は、コアントローの豊かな柑橘系の香りとソーダの軽やかさを組み合わせた爽やかなカクテルです。歴史あるリキュールをシンプルに楽しむこのカクテルは、初心者でも簡単に作れるうえ、様々なシーンで活躍します。コアントローのフルーティーな甘さとソーダのバランスが絶妙な一杯で、特に暑い季節にはリフレッシュ効果抜群です。

コアントローソーダの材料

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ベースのお酒・ホワイトキュラソー

リキュール・ホワイトキュラソー・コアントロー

ホワイトキュラソーとは、ブランデーや他のスピリッツをベースに、オレンジの果皮を漬け込んで風味づけをした果実系リキュールの一つです。

名前にホワイトと入っていますが、基本的には少し白く濁った透明色をしており、オレンジの風味と華やかな香りがあり、リキュールなので甘味もあります。

キュラソーの歴史

ベネズエラ・オランダ領キュラソー島

Photo|ベネズエラ北 オランダ領 キュラソー島

キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。

この島は1499年にスペイン人によって発見されます。 元々は先住民であるアラワク諸族が住んでいましたが、1527年からスペイン人に労働奴隷として連れていかれるようになり、現在ではほぼ絶滅しているそうです。

その後の1634年に、オランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設しました。

17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。

原料・製造

オレンジと花

ホワイトキュラソーとは、ブランデーや他のスピリッツをベースに、オレンジの果皮を漬け込んで風味づけをした果実系リキュールの一つです。

名前にホワイトと入っていますが、基本的には少し白く濁った透明色をしており、オレンジの風味と華やかな香りがあり、リキュールなので甘味もあります。

ジンウォッカなどのようにベースとして使われることは少ないですが、その爽やかさから多くのスピリッツや様々なリキュールなどと相性が良く、カクテルとして使われることがほとんどです。 カクテルレシピを並べてみれば、キュラソーを使っているカクテルはかなり多くあります。

他にもカクテルのみに留まらず、その爽やかな香り、ほどよい甘味を持つため、お菓子作りにも使われることも多いです。 またキュラソーの中にも数多くの種類があり、今回はキュラソーの中でもカクテルで一番使用されている「 ホワイトキュラソー 」をご紹介します。

ホワイトキュラソーの主なブランド

ブランド別比較表

ブランド/項目コアントロージファールデカイパーボルスヘルメス
原産国フランスフランスオランダオランダ日 本
アルコール度数40 %40 %24 %38 %40 %
特 徴高いアルコール度数とバランスの良い味わい自然な成分と伝統的な製法豊かな伝統と優れた品質世界で最も古い蒸留所の一つで製造日本の高品質リキュール
味わい柑橘系の爽やかな香りと甘さフレッシュな柑橘の香りとバランスの取れた甘さ甘さと酸味が調和した味わい強いオレンジの風味と甘さ柑橘の香りが強く、さっぱりとした甘さ
主要成分ビターオレンジとスイートオレンジの皮オレンジの皮、自然な着色料オレンジの皮、人工着色料オレンジの皮、人工着色料オレンジの皮、人工着色料
カクテルへの適用クラシックカクテルやモダンカクテルに広く使用フルーティーなカクテルやデザートカクテルに最適甘さと酸味のバランスを活かしたカクテルに最適鮮やかな風味を活かしたカクテルに最適日本のクラフトカクテルやフルーツカクテルに最適

コアントロー Cointreau ー

ホワイトキュラソーのコアントロー

1849年のフランス西部のアジェという土地に、コアントローという2人の兄弟が、蒸留所を建てました。

世代が変わり、エドゥアール・ジャン・コアントローの息子であるエドゥアール・コアントローは、蒸留所を継ぎ、2代目となりました。 エドゥアールは様々なリキュールの中で、オレンジリキュールに力を入れ始め、何年も研究を重ねました。

1875年にエドゥアール・コアントローは、濃縮されたオレンジエッセンスオイルの量を3倍に増やし、これまでのリキュールよりも砂糖の含有量を減らし、ドライなリキュールを完成させます。

コアントローはコアントロー社が製造するホワイトキュラソーで、オレンジの香り、まろやかな甘味が特徴です。 氷などで冷やすと淡い白色に濁ったようになります。 この濁りは良質なオレンジが使われている証拠です。

製造は、原酒のスピリッツに乾燥させたオレンジの果皮と、生のオレンジの果皮を浸漬して蒸留、その後甜菜糖と呼ばれる砂糖を加えます。甜菜糖とは体に優しいとされるオリゴ糖が入り、メロンに匹敵する15度以上という糖度を持っている砂糖です。 その砂糖を加えアルコール度数を調整し、約40度のアルコール度数まで上げます。


ジファール Giffard ー

フランス・アンジェに住んでいたいた薬剤師「 エミール・ジファール 」は植物が持つ消化作用に強い関心を持ち、中でも注目していたものが高い香りを持つミッチャムというイギリス産ミントの一種でした。

1885年の夏は記録的な猛暑でした。町の中心にあるエミールの薬局の前にはホテルがあり、そこの支配人に「 お客様が大変暑がっている、何かないか 」と相談を受け、エミールはミントを使ったリキュールを開発します。こうしてリキュールとシロップのパイオニアであるジファールが誕生したのです。

ホワイトキュラソーのジファール

アロマを抽出するためにフルーツをアルコールに漬け込み、そのフルーツに合った時間を見定め、最低でも48時間、長くて3カ月漬けるものもあります。正確さ、予測、改善、革新、そして情熱を持って瓶詰めされるまでの工程を行っています。


デカイパー De kuyper ー

デカイパーのホワイトキュラソー

1920年代頃に、デ・カイパーはこれまで製造してきたスピリッツに加えリキュールの製造にも力を入れ始めます。 リキュール製造から10年後には約20種類も製造するようになり、輸出だけではなく、オランダ国内の流通にも精力的に活動をしました。

1985年のアメリカではピーチのリキュールを使う「 ファジーネーブル 」がBARを中心に大流行しており、ピーチ・ツリーをアメリカで販売すると大当たりし、ヨーロッパ以外でもその地位を確立します。

デ・カイパーは自社で蒸留設備を保有し、原材料である素材そのものの美味しさを最大限に生かしたリキュールづくりにこだわりながら蒸留を行っております。 最新鋭の設備、伝統の技術を駆使し、最大限の挑戦を続けることが信条です。

Photo|画像提供 KIRIN


ボルス Bols ー

1575年オランダ・アムステルダムに住むボルス一族は蒸留所を設立します。 そして創始者の孫にあたる「 ルーカス・ボルス 」という人物が、1664年には当時オランダの中で盛んに生産されている ジュネヴァ( オランダのジン ) の製造に力を入れ始めます。ジュネヴァがイギリスに渡り評判になりました。

その後、第二次世界大戦後辺りから禁酒法で生まれたカクテルはヨーロッパ各地に広がりを見せ、ボルスとリキュールは現在の地位を確立したのです。

ボルスのホワイトキュラソー

はじめてリキュールを製造した当時から「 自然の風味を損なわずに、完璧な味わいを引き出す 」という心情を現在も守り続けています。

ボルスはリキュールメーカーとしては最古の歴史を持ち、これまで様々な種類のリキュールを世に送り出してきました。 中でもボルスのブルーキュラソーは世界で一番売れているブルーキュラソーです。 その厳選されたエキスと、美しい青が人気の理由です。

Photo|画像提供 Asahi


ヘルメス Hermes ー

ホワイトキュラソーのヘルメス

1907年に発売された「 赤玉ポートワイン 」が驚異的な売り上げを記録した後の1919年に、大阪・天保山にサントリー大阪工場が建設されました。 そこではグレーンスピリッツをはじめとしたアルコール生産工場として重要な役割を担っています。

1936年に「 ヘルメス 」というオリジナルリキュールシリーズをつくります。「 ヘルメス・ドライジン 」「 ヘルメス・イタリアン・ベルモット 」などを発売し、1938年には「 ヘルメス・ブランデー 」を発売しています。

リキュールの大切な要素である香り、色、フレッシュさを損なうことなく、最終工程まで無駄のない製造を一貫して行える理想的な工房で、大阪工場が100年以上にわたり培ってきた様々な経験、知識、技術がこの工房に凝縮されています。

キュラソーなどの海外生まれのリキュールのみではなく、日本ならではの梅酒、抹茶、柚子、白桃、桜などのリキュールも製造しており、中でもメロンリキュールである「 ミドリ 」は世界的にも有名な一品です。

Photo|画像提供 SUNTORY

  • ホワイトキュラソーのページは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナーカクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。

胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。

食前酒が並んでいる

テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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コアントローソーダにおすすめのグラス

コリンズグラス Collins glass

コリンズグラス・ゾンビグラス

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

タンブラーグラス

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

コアントローソーダで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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