ショート・カクテル– category –
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焼酎サイドカー( 酎サイドカー )|カクテルレシピ・作り方・特徴|焼酎 + ホワイトキュラソー + レモンジュース
焼酎サイドカーの最大の魅力は、クラシックなカクテルのエレガンスと、日本独自のスピリッツである焼酎のユニークな風味が融合している点です。焼酎をベースにすることで、日本らしい一杯に仕上がっており、焼酎の多様な味わいを楽しむことができます。また、焼酎という素材自体が比較的軽めの風味を持つため、幅広い層の飲み手に親しみやすいカクテルとなっています。 -
シャンパンカクテル|カクテルレシピ・作り方・特徴|シャンパン + ブランデー
19世紀後半に誕生したクラシックカクテルで、初めて記録に登場したのは1862年のジェリー・トーマスのカクテル本『 The Bartender's Guide 』と言われています。シャンパンの爽やかな酸味と繊細な泡立ちが、角砂糖の柔らかな甘さで包み込まれ、アンゴスチュラビターズがほろ苦さと香りのアクセントを添えています。後味は軽やかで、次の一口が待ち遠しくなるような余韻が特徴です。 -
コープスリバイバー No.1|カクテルレシピ・作り方・特徴|ブランデー + カルヴァドス + スイートベルモット
「 コープスリバイバー No.1 」は1920年頃にホテル・リッツ・パリバーテンダー「 フランク・メイヤー 」氏が考案しました。 そのまま訳すると「 死者を蘇らせるもの 」という意味を持ち、お酒の言葉では迎え酒( リバイバー・Reviver )の意味として使われており、レシピを見ての通り、強いアルコール度数があることから、このカクテルを飲むと死者でも蘇るという理由でこのネーミングになりました。 -
ロブ・ロイ|カクテルレシピ・作り方・特徴|ウイスキー + スイートベルモット
ロブ・ロイの名前は、スコットランドの民族的英雄「 ロブ・ロイ・マグレガー Rob Roy MacGregor 」に由来しています。ロブ・ロイは17世紀から18世紀にかけてスコットランドで活動したアウトローで、義賊的な人物として知られています。スコッチウイスキーの芳醇な風味とスイートベルモットの甘さが絶妙に融合しています。スコッチウイスキーの中にはスモーキーでピーティなものが多く、これがロブ・ロイの味に独特の深みを与えます。 -
ミントカクテル「ハリケーン」のレシピ・作り方や特徴
今回紹介した「 ハリケーン Hurricane 」とは、その名前の通り太平洋、大西洋などで発生する熱帯性低気圧の「 暴風・台風 」が名前の由来です。 芳醇な香りのウィスキーをベースに、ジェニパーベリーを原料とした蒸留酒のジン、突き抜けるような爽快感が特徴のミントリキュール、柑橘系酸味のレモンジュースをそれぞれ同じ分量で混ぜ合わせたレシピで、アルコール度数が高めで、ミントリキュールは前面には出ていないものの、レモンジュースと合わさって突き抜けるような風味は感じることができ、ジンの飲みごたえがしっかりとハリケーンを演出しています。 -
グリーンフィールズ|カクテルレシピ・作り方・特徴|グリーンティーリキュール + ウォッカ + ミルク
1960年にサントリーが考案したオリジナルカクテルで、名前の由来は、アメリカのフォークソングの曲名( グリーンフィールド )だそうです。抹茶を思わせる緑色が美しく、どこか懐かしい味わいが特徴で、発売以来、多くの人々に愛されています。 -
ミドリマルガリータ|カクテルレシピ・作り方・特徴|テキーラ + メロンリキュール + レモンジュース
「 ミドリマルガリータ 」とはテキーラベースの中でも最も認知度と人気が高い「 マルガリータ 」から派生したバリエーション・カクテルです。メロンのフルーティーな甘さと、テキーラの強さ、ライムの酸味が絶妙にバランスしています。最初にミドリの甘さが口に広がり、その後にレモンジュースの爽やかな酸味を感じます。テキーラのしっかりとしたアルコール感がベースを支えており、飲みごたえも十分です。 -
グランマルニエ コスモポリタン|カクテルレシピ・作り方・特徴|ウォッカ + オレンジキュラソー + クランベリージュース + ライムジュース
「 グランマルニエ コスモポリタン 」の最大の特徴は、グランマルニエのコニャック由来のリッチさとビターオレンジの風味です。通常のコスモポリタンでは、トリプルセックやコアントローのようなオレンジリキュールが使われますが、グランマルニエはそれらに比べてより深みのある甘さとコニャックのコクが加わります。 -
ハンキーパンキー|カクテルレシピ・作り方・特徴|ジン + スイートベルモット + フェルネットブランカ
1900年代初頭にロンドンのサヴォイ・ホテルの「アメリカン・バー」で働いていたエイダ・コールマンによって考案されました。この時代は現在で言うホステス( キャバ嬢 )とバーテンダーの境目があいまいで、本格的にお酒を専門とする女性バーテンダーは少なかったようです。そんな中で歴史的に名前を残している女性バーテンダーは珍しく、ヘッド・バーテンダーという責任ある立場にまで就いています。スイートベルモットの甘味とジンのハーバルな香りが広がり、すぐにフェルネットブランカの複雑で苦味のある薬草系の風味が続きます。全体的には、甘さと苦さのバランスが取れた非常に洗練された味わいで、後味にはフェルネットブランカのほろ苦い余韻が長く残ります。 -
ヴェスパーマティーニ|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ジン + ウォッカ + リレ ブラン
今回紹介した「 ヴェスパーマティーニ 」のヴェスパーとは、1953年に出版された小説「 007 ジェームス・ボンド 」の最初の作品であるカジノ・ロワイヤルに登場する、ボンドガールの「 ヴェスパー・リンド 」の名前がカクテル名に使われています。ジンのボタニカルな風味、ウォッカのスムーズさ、リレ・ブランのほのかな甘みと苦みが融合して、複雑かつ洗練された味わいを楽しめます。 -
クオーターラテンカクテル|カクテルレシピ・作り方・特徴|デュボネ + ホワイトキュラソー + アメールピコン
今回紹介したカクテルのベースのお酒である「 デュボネ 」とは、フレーバー・ド・ワインであるベルモットとよく似ているお酒で、デュボネもベルモット同様白ワインにハーブやスパイスを使って造られているワインリキュールです。デュボネの苦味と甘味をベースに、オレンジ果皮から造ったホワイトキュラソーとオレンジとハーブ系の香りとほろ苦さを持つアメール・ピコンを加えたレシピで、甘味と爽やかな苦みが特徴的で、重みのある飲みごたえも感じられる一品です。 -
アップルカー|カクテルレシピ・作り方・特徴|カルヴァドス + ホワイトキュラソー + レモンジュース
「 アップルカー 」というカクテルは、クラシックカクテルの代表格である「 サイドカー Sidecar 」の変種です。アップルカーの最大の特徴は、アップルブランデーという蒸留酒を使うことによって、複雑で豊かな味わいを楽しめる点です。ブランデーのまろやかな深みと、アップルブランデーのフルーティーで軽やかな甘さが一体となり、飲みごたえがありながらも、爽やかさが感じられます。