ジンベース ショート– category –
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ラストワード|カクテルレシピ・作り方・特徴|ジン + マラスキーノ + シャリュトリューズ + ライムジュース
「 ラストワード Last word 」とは、「 決定的な 」や「 とどめの 」などといった意味で、カクテルの世界では「 最後の一杯 」というような使われ方をします。ライムジュースの爽やかな酸味とマラスキーノ・リキュールの甘さが絶妙にマッチしており、グリーン・シャルトリューズの130種類以上のハーブで作られている複雑な風味が、カクテルに深みを与えます。4つの材料が均等に混ざり合い、どれか一つが突出することなく、全体が一つのまとまりを持っています。 -
サウスサイド|カクテルレシピ・作り方・特徴|ドライジン + レモンジュース + ミントの葉
サウスサイドの起源にはいくつかの説がありますが、最も有力なのは1920年代のアメリカ、禁酒法時代に関係しているという説です。シカゴにある「サウスサイド地区」が名前の由来で、そこに拠点を置くギャングがジンを隠し味に使ったカクテルとして広まったとされています。ジンのボタニカルな風味とミントの爽やかな香りが融合し、シトラスの酸味が全体を引き締める非常にバランスの良いものです。ミントの清涼感とシトラスのフレッシュさが特徴的で、軽やかな口当たりが続きます。 -
ビーズ・ニーズ|カクテルレシピ・作り方・特徴・誕生|ドライジン + オレンジジュース + レモンジュース + ハチミツ
アメリカ禁酒法時代に生まれたカクテルの中のひとつ。ビーズニーズの魅力は、そのシンプルさとバランスの良い味わいにあります。ジンのボタニカルな風味、レモンジュースの酸味、そしてハチミツの自然な甘さが絶妙に調和しています。特にハチミツを使うことで、ほのかな甘みとフローラルな香りが加わり、他の甘味料では得られない深みのある味わいが楽しめます。 -
ミントカクテル「ハリケーン」のレシピ・作り方や特徴
今回紹介した「 ハリケーン Hurricane 」とは、その名前の通り太平洋、大西洋などで発生する熱帯性低気圧の「 暴風・台風 」が名前の由来です。 芳醇な香りのウィスキーをベースに、ジェニパーベリーを原料とした蒸留酒のジン、突き抜けるような爽快感が特徴のミントリキュール、柑橘系酸味のレモンジュースをそれぞれ同じ分量で混ぜ合わせたレシピで、アルコール度数が高めで、ミントリキュールは前面には出ていないものの、レモンジュースと合わさって突き抜けるような風味は感じることができ、ジンの飲みごたえがしっかりとハリケーンを演出しています。 -
ハンキー パンキー のカクテルレシピ・作り方・特徴|ジン + スイートベルモット + フェルネットブランカ
1900年代初頭にロンドンのサヴォイ・ホテルの「アメリカン・バー」で働いていたエイダ・コールマンによって考案されました。この時代は現在で言うホステス( キャバ嬢 )とバーテンダーの境目があいまいで、本格的にお酒を専門とする女性バーテンダーは少なかったようです。そんな中で歴史的に名前を残している女性バーテンダーは珍しく、ヘッド・バーテンダーという責任ある立場にまで就いています。スイートベルモットの甘味とジンのハーバルな香りが広がり、すぐにフェルネットブランカの複雑で苦味のある薬草系の風味が続きます。全体的には、甘さと苦さのバランスが取れた非常に洗練された味わいで、後味にはフェルネットブランカのほろ苦い余韻が長く残ります。 -
ヴェスパーマティーニ|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ジン + ウォッカ + リレ ブラン
今回紹介した「 ヴェスパーマティーニ 」のヴェスパーとは、1953年に出版された小説「 007 ジェームス・ボンド 」の最初の作品であるカジノ・ロワイヤルに登場する、ボンドガールの「 ヴェスパー・リンド 」の名前がカクテル名に使われています。ジンのボタニカルな風味、ウォッカのスムーズさ、リレ・ブランのほのかな甘みと苦みが融合して、複雑かつ洗練された味わいを楽しめます。 -
アビエーション|カクテルレシピ・作り方・特徴|ドライジン + マラスキーノ + レモンジュース
このカクテルは第一次世界大戦時に多くの戦闘飛行機の開発と製造を行ったソッピース・アビエーションから名前を取ったカクテルです。ドライジンの辛味とキレに、マラスキーノの爽やかな香り、レモンジュースの柑橘系酸味、ヴァイオレットの色合いと香りが混ざり合ったレシピで、全体的にはスッキリとしながら、飲みごたえと少しの甘味としっかりとした酸味を感じられる一品です。 -
クローバークラブ|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ドライジン + ライムジュース + グレナデンシロップ + 卵白
「 クローバークラブ 」はペンシルベニア州のフィラデルフィアという都市にあったメンズクラブの名前です。グレナデンシロップによって鮮やかなピンク色になり、見た目が華やかです。ジンの爽やかな風味に、グレナデンシロップの甘酸っぱさにレモンジュースの酸味が加わり、フルーティーでさわやかな味わいです。卵白を使うことで、カクテルにふんわりとした泡ができ、滑らかな飲み心地が楽しめ、酸味と甘味のバランスが絶妙な飲みやすいカクテルです。 -
K.Oカクテル のカクテルレシピ・作り方・特徴|ウイスキー + ブランデー + ジン + ペルノ
まるでボクシングの一発K.Oのような衝撃を味わえる「 K.Oカクテル 」。ウイスキー、ドライジン、ブランデー、ペルノ──すべてが高アルコールで構成されたこの一杯は、強さと香りがぶつかり合う危険な魅力を放ちます。今回は、そんな“K.O級”のカクテルの魅力と楽しみ方をじっくりご紹介します。 -
オーヴェルニュ のカクテルレシピ・作り方・特徴|ドライジン + ヴェルヴェーヌ ヴェレ + ライムジュース
フランス中部の山岳地帯にちなんだ「 オーヴェルニュ 」は、ドライジンの力強さに30種以上のハーブが香るリキュール「ヴェルヴェーヌ・ヴェレ」、ライムの酸味が絶妙に重なる一杯。爽快で奥深い味わいは、大人の夜にぴったりな一瞬を演出します。 -
オーキッド のカクテルレシピ・作り方・特徴|ドライジン + パルフェタムール + 卵白
カクテル名「 オーキッド Orchid 」とは「 蘭の花 」または「 薄紫色 」という意味です。 オーキッドの特徴は、なんといってもその美しい見た目です。グラスに注がれると、淡い紫色の液体がまるで蘭の花が咲いたように輝きます。味わいは、スミレの香りが華やかに広がり、ジンが爽やかさを加えることで、上品で繊細なバランスが特徴です。甘さは控えめで、大人の女性にも人気のカクテルです。 -
エンジェルフェイス|カクテルレシピ・作り方・特徴|ドライジン + アップルブランデー + アプリコットブランデー
カクテル「 エンジェル・フェイス 」は古くからあるカクテルで、1930年に刊行された「 サヴォイ・カクテルブック 」( ハリー・クラドック 著作 )に記載されています。 なのでそれ以降に誕生したとされているクラシックなカクテルです。 ドライ・ジンのキレ、アップル・ブランデーのフルーティーな甘味とコク、アプリコット・ブランデーの杏の香りとブランデーの香りが、飲み口を良くしているレシピです。 ただすべてアルコール度数の高めなお酒でできているカクテルなので、フルーティーな香りを感じ、甘みの口当たりを感じた後にガツンとくるアルコール感があり、ギャップがすごくあります。