ブラックベルベット|カクテルレシピ・作り方・特徴|ビール + シャンパン

ビールベースカクテルのブラックベルベット
目次
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レシピと作り方

ブラックベルベットの材料

Recipe no.483

  • 黒ビール・・・・・・・・・・・1/2
  • シャンパン・・・・・・・・・・1/2
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

ブラックベルベットの作り方

グラスは ピルスナーグラス をおすすめします。 他には コリンズグラスゴブレットシャンパングラスのフルート型サワーグラス がこのカクテルに合うでしょう。

STEP
準備する

グラス、シャンパン、ビールはあらかじめよく冷やしておきましょう。

STEP
材料を合わせる

グラスにシャンパンを泡立たないようにグラスのおおよそ半分入れます。
後で泡を入れるスペースを残して、黒ビールを泡立たないように入れます。

STEP
炭酸をステアする

泡立たないようにゆっくりとステアをし、最後に黒ビールの泡を入れて完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 8% ~ 9% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 忘れないで 」
  • カクテル誕生日 = 「 8月12日 」

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ブラックベルベットの特徴・感想

イギリス王配・アルバート・オブ・サクス=コバーグ=ゴータ公子

Photo|アルバート公 1860年|画像引用 Wikipedia

由来と歴史 〛・・・ブラックベルベットは、1861年にイギリスで生まれたカクテルです。当時、イギリスのビクトリア女王の夫であるアルバート公が亡くなり、深い悲しみに包まれた時期に、このカクテルが考案されました。

「 アルバート公 」とは、1840年にイギリス女王の男性配偶者として議会から唯一公式に「 プリンス・コンソート 」として認められた「 アルバート・オブ・サクス=コバーグ=ゴーダ公 」のことです。

ベルベット生地

伝説によると、ロンドンのブルックスクラブのバーテンダーが、哀悼の意を表して、通常のシャンパンに黒の喪服を纏わせるかのように、スタウトビールを加えたのが始まりです。その後、このユニークな組み合わせが評判を呼び、ブラックベルベットという名前で広まりました。

カクテルの名前にある「 ベルベット Velvet 」とは「 天鵞絨 ビロード 」のことで、黒ビールのきめ細かい泡から連想されて名付けられたとされています。


特徴と味わい 〛・・・ブラックベルベットは、スタウトビールの濃厚でクリーミーな風味と、シャンパンの軽やかな酸味と泡立ちが見事に調和したカクテルです。

スタウトの深いコクと、シャンパンの華やかさが一体となり、口の中で複雑で豊かな味わいを楽しめます。ビールとシャンパンの異なるテクスチャが口の中で交わることで、ユニークな飲み心地を生み出します。

見た目も非常に美しく、濃い黒色のスタウトと透明感のあるシャンパンが層を成す様子は、まさにベルベットのような滑らかさを感じさせます。


魅 力 〛・・・ブラックベルベットの魅力は、その洗練された見た目と独特の味わいにあります。異なる飲み物同士を組み合わせることで生まれる新しい味覚体験は、多くのカクテル愛好家を惹きつけます。また、このカクテルには歴史的な背景もあり、単なる飲み物以上の深みがあります。

特別な場面やお祝いの席でサーブされることが多く、その見た目と味わいが場を盛り上げます。クラシックなカクテルながらも、常に新鮮な驚きを提供できるブラックベルベットは、シンプルでありながらも高貴なカクテルです。

ブラックベルベットの材料

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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ブラックベルベットにおすすめのグラス

ピルスナーグラス Pilsner glass

ビール・ピルスナーグラス

ピルスナーとは1842年にチェコのピルゼンで生まれたビアスタイルです。 世界で最も多く飲まれているビールで、日本国内の流通しているビールの9割がこのピルスナーに分類されるものです。

キレのある喉越しとホップの苦味が特徴です。世界でも7割がピルスナータイプと言えます。

ピルスナータイプの特徴は爽やかな味わいと喉越しの良い口当たりです。その特徴を最大限に生かすグラスとして生まれたのがこのピルスナーグラスです。

背の高いグラスにする事で、ビールを飲む際にピリッとした炭酸が真っすぐ口の中へ入ってくる構造で、口の狭さは炭酸が抜けるのを抑えるためです。

背が高く真っすぐなことで、グラスの底から浮き上がってくる気泡が美味しそうな見た目を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トムコリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

コリンズグラス・ゾンビグラス

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。う最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。その名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

シャンパングラスのフルート型とクープ型

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

サワーグラス Sour glass

カクテル・サワーグラス

サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。

種類は豊富で、ゴブレットシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。

形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。

しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。

ブラックベルベットで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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