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ウィスキーなどのテレビCMでのナレーションや、瓶のラベルに記載されていることが多い「 モルト 」。 このモルトとは何のことか、そして他にも「 シングルモルト 」、「ピユアモルト 」、「ブレンデット 」、「 グレーン 」などの種類も紹介いたします。
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モルト Malt

シングルモルト Single malt
シングルモルトウィスキーとは、1つの蒸留所で造られ、原料に大麦麦芽を使用した原酒の名称です。 「 シングル 」は1つの蒸留所を指し、「 モルト 」は麦芽のことで、「 シングルモルト 」と呼びます。
他の原酒を混ぜないことが最大の特徴で、その土地の水や気候と、その製造所の特性が独自の味わいとなっています。 その独自性が強烈な個性を生み、これこそがシングルモルトの魅力です。

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ピュアモルト

基本的にはシングルモルトと同義語ですが、異なるシングルモルトの原酒をブレンドして造られたウィスキーをピュアモルトと呼びます。 大きく分けるとブレンデッドウィスキーになりますが、ブレンデッドウィスキーは異なる原料をブレンドしていますが、ピュアモルトは全て大麦麦芽を使用していることが大きい違いです。 別名モルトウィスキーとも呼ばれます。
ピュアモルトは主に日本国内で使われている名称で、海外ではブレンデッドモルトと呼ばれています。 ピュアと付けなくとも、モルトウィスキーという名前だけでも100%大麦麦芽を使用していることはわかるのですが、ピュアと名づけることで100%感や純粋さ、混じりけのない様などを際立たせるためこの名が付いたと言われてます。
ブレンデッド
モルトとグレーンを合わせてブレンドしたものが「 ブレンデッドウィスキー 」です。 モルトウィスキーとグレーンウィスキーを1つずつブレンドするのではなく、複数の蒸留所のウィスキーをブレンドすることで造り上げられることで出来上がります。 場合によっては数十か所の蒸留所のウィスキーが使われることもあります。

ブレンデッドウィスキーは、各製造会社に所属しているブレンダーが、鼻と舌を使って生み出します。 シングルモルトはその土地が生み出すウィスキーですが、ブレンデッドウィスキーは人が生み出すウィスキーと言えます。
日本国内のみならず世界のウィスキーの最も流通量が多いタイプのウィスキーで、およそウィスキー流通の80%~90%です。 その大きな理由はコスト面で、大麦麦芽100%に比べて様々な穀物を原料にしたグレーンウィスキーの方がコストを安く抑えることができるためです。
ブレンデッドウィスキーが定着した理由として、昔は近年ほど技術が発達しておらず、シングルモルトの風味や味が荒々しいウィスキーだったため、ブレンドして飲みやすくしていたという理由もあります。
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グレーン

グレーンウィスキーは原料に大麦麦芽の他、小麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料にしたものです。
グレーンウィスキーの発明により、大麦麦芽100%のピュアモルトウィスキーよりもコストを抑えることができるブレンデッドウィスキーが生み出され、世界に多く流通されるきっかけになる役割を担いました。
ピュアモルトウィスキーよりも風味はマイルドなのが特徴です。 ただグレーンウィスキーはの単品は少なく、ブレンデッドウィスキーを造る原料として使用されることの多いウィスキーです。
まとめ

シングルモルトは、1つの蒸留所で造られているため、その土地の特徴、個性が強く出ます。 ブレンデッドはその製造会社のブレンダーが仕上げるためその製造会社の特徴、個性が強く出ます。 自分の好みを見つけるには、まずこの2択から選んでみてはいかがでしょうか?
シングルモルトの中にはまた様々な土地のものが存在します。 日本国内のシングルモルトは、国際的なコンテストで表彰されている非常にクオリティの高いウィスキーとして世界でも評価が高いため、ジャパニーズウィスキーから始めるのも良いかもしれません。
ブレンデッドは様々なものを飲み、気に入った製造会社関連のものに絞ると、自分好みのウィスキーが見つかる可能性が高いと思われます。
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