ブランデーミルクパンチ|カクテルレシピ・作り方・特徴|ブランデー + ミルク

ブランデーベースロングカクテルのブランデーミルクパンチ
目次
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レシピと作り方

ブランデーミルクパンチの材料

Recipe no.328

  • ブランデー・・・・・・・・・・40ml
  • ミルク・・・・・・・・・・・・120ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・1tsp
  • ナツメグ
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = シェーク

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

ブランデーミルクパンチの作り方

グラスは、ゴブレット をおすすめします。 他には タンブラーグラスハリケーングラスコリンズグラス などが使いやすいです。

STEP
材料を合わせる

シェーカーにブランデー、ミルク、シュガーシロップ、氷を入れます。

STEP
シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。

STEP
仕上げ

最後にナツメグパウダーを少々かければ完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 9% ~ 10% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 貴方は魅力的 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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ブランデーミルクパンチの特徴

ブランデーとミルク

由来・歴史 〛・・・「 ブランデーミルクパンチ 」は、アメリカ南部、特にニューオーリンズで長く親しまれているカクテルです。その歴史は18世紀までさかのぼり、もともとはイギリスからアメリカに伝わった「 ミルクパンチ 」としてのスタイルが基盤にあります。

当時のミルクパンチは、アルコール、牛乳、砂糖を組み合わせたリッチな飲み物で、体を温めるためや、特別なイベントで振る舞われていました。ニューオーリンズではこの伝統が生き残り、ブランデーを使用した「 ブランデーミルクパンチ 」として発展。カクテルとして朝食やブランチタイムに飲む習慣があり、特に「 カフェ・デュ・モンド 」などで提供されることが有名です。


特 徴 〛・・・ブランデーとミルクの組み合わせは相性が良く、数多くのバリエーションがあります。「 パンチ 」と名前に入ってはいるものの、通常のパンチスタイルとは違う事から、他にパンチと入れる理由があったのかもしれません。おそらく雰囲気で入れたように思えます。

今回紹介したブランデーミルクパンチもその一つで、簡単に言うと「 ブランデーのミルク割り 」なのですが、このレシピはシェークしていることと、シュガーシロップを少量加えていることが特徴としてあり、単純なミルク割りとは少し違います。

  • クリーミーな口当たり:ミルクの豊かなクリーミーさが、ブランデーの強さを和らげ、非常に滑らかな飲み口を実現します。
  • 適度な甘さ:シンプルシロップやバニラエッセンスが加わることで、甘さがプラスされますが、くどくない控えめな甘みが特徴です。
  • 温かみのあるスパイス:ナツメグをガーニッシュとして使うことで、カクテルにほのかなスパイシーさが加わり、香り豊かなアクセントとなります。

味わい 〛・・・シェークすることにより、キンキンに冷やされ、泡立っていることと、シュガーシロップがブランデーとミルクを繋ぎ、全体的にまろやかに仕上げています。

「 ブランデーミルクパンチ 」は、まず最初に牛乳のクリーミーさとブランデーのリッチな風味が感じられます。甘さとバニラエッセンスの優しい香りが、全体をまろやかに包み込み、飲みやすさが引き立ちます。最後に、ナツメグのスパイシーな香りがふわりと漂い、リッチでありながら軽やかな後味を残します。


魅 力 〛・・・飲みやすさが抜群で、飽きもきにくいので、試す価値ありです。ナツメグのアクセントもとてもよく合っているので、ぜひお使いください。

  1. 朝食やブランチに最適:ブランデーミルクパンチは、朝食やブランチに楽しむのが伝統的なスタイルです。ミルクがベースのため、軽めのカクテルとしてゆったりとした時間にぴったりです。
  2. スイーツ感覚:クリーミーで甘さ控えめなため、まるでデザートやミルクシェイクのような感覚で楽しむことができます。アルコール感が強すぎないので、特に女性やカクテル初心者にも好まれるカクテルです。
  3. シンプルでリッチな味わい:材料が少なく、作り方もシンプルですが、ブランデーとミルク、バニラの組み合わせがリッチで奥深い味わいを生み出します。ブランデーの風味がミルクによってまろやかになり、どんなシーンにも合う一杯です。

総 括 〛・・・「 ブランデーミルクパンチ 」は、ブランデーとミルクのリッチでクリーミーな組み合わせを楽しむ、クラシックなカクテルです。朝食やブランチに特におすすめで、甘さとスパイスのバランスが絶妙な、飲みやすく優雅な一杯です。伝統的なアメリカ南部のカクテルとしても知られ、リラックスしたいときや特別な朝にぴったりのカクテルです。

ブランデーミルクパンチの材料

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シェーカーの使い方

シェーカーを振る女性バーテンダー

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

スリーピースシェーカーの各部位名称
  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

シェーカーの振り方

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをグラスに注ぐ女性バーテンダー
  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース( ボストンシェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

ツーピース・ボストンシェーカーの部位名称

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )

ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

ボストンシェーカーでつくったカクテルをステアするバーテンダー

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピース・ボストンシェーカー

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

笑顔でカクテルをシェークする男性バーテンダー

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをメッシュストレーナーを使ってグラスに注いでいる女性バーテンダー
  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
シェーク後にカクテルをグラスヘ注ぐ

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルスタイル

パンチ Punch ー

カクテルスタイル・パンチ

パンチが広まった時期は19世紀アメリカですが、誕生したのはイギリス植民地のカリブ海でした。誕生はカリブ海ですが、名前はペルシャ語(pinji)やヒンディー語( panch )が語源となっています。意味は「 5種類 」だそうです。

ポンチ、ポンスとも呼び、蒸留酒などをベースに、ジュースや果物、砂糖、スパイスなどの5種類の材料で作ります。

イギリス上流階級の人々によって広められ、当時は現在のサラダボウルのような形をした中国磁器の中に、様々なフルーツやお酒を入れて混ぜるといったスタイルでした。

現在では欧米などで催されるパーティーなどで出される飲み物で、果実を入れたフルーツ・パンチ( フルーツ・ポンチとも言う )が一般的です。

  • カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ

カクテルのTPO用語

オール・デイ・カクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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ブランデーミルクパンチにおすすめのグラス

ゴブレット Goblet

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

タンブラーグラス

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

ハリケーングラス Hurricane grass

ハリケーングラス

ハリケーングラスの「 ハリケーン 」とは台風のことを連想してしまいそうですが、「 ハリケーン・ランタン 」と呼ばれるランプまたはランタンの形に似ていることから付きました。

そもそもハリケーン・ランタンの由来は、ハリケーンのような強い風でも消えないことが名前の由来だそうです。

他のグラスに比べて大容量なため、主にトロピカルドリンクやミックスドリンクに使われることが多く、氷をたっぷりと入れるカクテルに向いています。480ml ~ 600ml の内容量が一般的です。

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

コリンズグラス・ゾンビグラス

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ブランデーミルクパンチで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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