アップルジャックのカクテルレシピ・作り方・特徴｜アップルブランデーのカクテル

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アメリカ開拓時代から受け継がれる伝統のスピリッツ「アップルジャック」の名を冠したカクテル。アップルブランデーの芳醇なリンゴの香りに、グレナデンの爽やかな甘さとレモンの酸味が絶妙に調和します。淡いピンク色に輝く美しい見た目と、思いのほかさっぱりとした飲み口が魅力。特に秋冬におすすめの、フルーティーで飲みやすい一杯をご紹介します。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.262

アップルブランデー・・・・・・40ml
グレナンデンシロップ・・・・・10ml
レモンジュース・・・・・・・・10ml

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

グレナデンシロップのおすすめ銘柄リスト

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーにアップルブランデー、グレナデンシロップ、レモンジュース、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。

シェーカーの使い方 ➡

技法 = シェーク
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 22% ～ 23% 前後
最適なTPO = 日中 / 食後
カクテル言葉 = 「恐れを知らない元気な冒険者」
カクテル誕生日 = 「 1月15日」

アップルジャックの詳細・動画

由来・特徴

〚 由来・歴史 〛・・・「アップルジャック」という名前は、ベースとなる「アップルジャック」というアメリカ産の蒸留酒に由来しています。アップルジャックは、アメリカの初期移民が作ったリンゴベースのスピリッツで、アメリカの伝統的な酒の一つです。

アメリカの古くから栽培されているリンゴを原酒とし、凍結濃縮法と呼ばれる伝統製法でつくられているお酒のことです。凍結濃縮法とは寒中にリンゴから作ったお酒を放置し、水分を凍結させ、凍結した氷を取り除いていくと、外気の温度で凍結することのないアルコールが濃縮され、アルコール度数10%ほどだったお酒が、40％近くまで上げることができる伝統製法です。この濃縮法は、人間の体に害をなす成分まで濃縮してしまうことがわかったのと、穀物などでつくる蒸留酒の人気とで衰退していきました。現在は中性スピリッツとの配合で製造しているそうです。

もともと、リンゴを発酵させ、凍らせることでアルコール濃度を高める「ジャッキング」という技法から名付けられました。特にニュージャージー州やニューヨーク州で盛んに作られた歴史があります。

カクテルとしての「アップルジャック」は、1920年代のアメリカ禁酒法時代の名残を持つカクテルとして知られ、クラシックなアメリカンスタイルのカクテル文化の一端を担っています。アップルジャックは手に入りにくい時代もありましたが、現在では再び注目を集めています。

特徴・味わい

アップルブランデーが奏でるフルーティーな香りは、まるで秋のリンゴ園を散歩しているかのような心地よさ。グレナデンシロップのザクロ由来の爽やかな甘さと、レモンジュースのキリッとした酸味が重なり合い、グラスに注がれた液体は淡いピンクがかった琥珀色に輝きます。

ひと口含むと、リンゴの自然な甘みと香りが舌全体に広がり、レモンの酸味が爽やかなアクセントを添えます。グレナデンの優しい甘さが全体を包み込みますが、思ったほど甘すぎず、すっきりとした飲み口が印象的です。喉を通る瞬間には、フレッシュな果実感とともに、アップルブランデーの深みがほのかに余韻を残します。シンプルな材料から生まれるバランスの良さが、このカクテルの魅力です。

アメリカの伝統が息づく、季節を問わず楽しめるフルーティーな一杯をぜひ体験してみてください。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

ベースのお酒について・・・本来は「アップルジャック」というアメリカ産スピリッツを使用しますが、手に入りにくいため、カルバドスなどのアップルブランデーで代用するのが一般的です。
相性の良い食べ物・・・アップルパイやチーズケーキなどのデザート、ナッツ類、ブルーチーズなどと相性抜群。秋の味覚と合わせるのもおすすめです。
おすすめのシーン・・・特に秋や冬の季節にぴったり。食前酒として、またはリラックスしたい夜にゆっくりと味わってください。
作り方のポイント・・・しっかりシェイクして材料をよく混ぜ合わせることで、酸味と甘みが調和した美しい色合いと味わいが完成します。