レシピと作り方
アフターディナーの材料
Recipe no.136
- アプリコット・・・・・・・・・25ml
- オレンジキュラソー・・・・・・25ml
- ライムジュース・・・・・・・・10ml
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = シェーク
アフターディナーの作り方
グラスは、カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使いましょう。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
- アルコール度数 = 26% ~ 27% 前後
- 最適なTPO = 食後
- カクテル言葉 = 「 奥ゆかしさ 」
- カクテル誕生日 = 「 5月18日 」
[ スポンサーリンク ]
アフターディナーの特徴・味わい
〚 由来と歴史 〛・・・その名前のとおり食後( ディジェスティフ Digestif )にピッタリなカクテル。
アフターディナーの確かな起源は特定されていませんが、その名前から、食事の後、ゆったりとリラックスして楽しめるカクテルとして誕生したことがわかります。杏の豊かな香り、オレンジの爽やかな風味、そしてライムの酸味が絶妙に調和した味わいは、食後のリラックスタイムにぴったりです。
〚 特徴と味わい 〛・・・食後のカクテルには重めの材料を使ったり、アルコール度数が高いものが多いですが、アフターディナーに使われているアプリコット( 杏のリキュール )は比較的にサッパリ、スッキリ、飲みやすいといった特徴を持つカクテルに使われることが多ので、さほど重くなく、サッパリとした口当たりを楽しめます。
- 芳醇な香り:アプリコットブランデーの豊かな香りが特徴。
- 爽やかな味わい:オレンジキュラソーとライムジュースが加わり、爽やかな後味。
- バランスの良さ:甘さ、酸味、苦味のバランスが良く、食事の後でも飲みやすい。
- 華やかな見た目:オレンジピールを飾ることで、見た目も華やか。
〚 魅 力 〛・・・アプリコットのサッパリ目の甘味に、オレンジの果皮から作られたオレンジキュラソー、酸味のライムジュースを加えたレシピで、食後の口直しにも近い味ではないかと思います。 アルコール度数は決して低いわけではないので、軽く飲む感じがおすすめ。
- 食後酒に最適:食事を邪魔せず、口の中をさっぱりとさせてくれる。
- リラックス効果:芳醇な香りがリラックス効果をもたらす。
- 様々なシーンで楽しめる:ディナーの後だけでなく、バーでのお酒としても人気。
- アレンジの幅が広い:ベースのリキュールを変えたり、他のフルーツを加えたりすることで、自分好みのアレンジも楽しめる。
ー 魅力を引き出すポイント ー
- リキュールの選び方:アプリコットブランデーの種類によって、味わいが大きく変わる。
- オレンジキュラソー:ドライタイプやスイートタイプなど、種類によって甘さが異なる。
- ライム:フレッシュなライムを使うと、より爽やかな味わいになる。
〚 まとめ 〛・・・アフターディナーは、食後のひとときを優雅に彩る、まさに大人のためのカクテルです。その芳醇な香りと爽やかな味わいは、心身のリラックスをもたらし、特別な時間を演出してくれます。ぜひ、あなたもアフターディナーを味わって、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
アフターディナーの材料
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
関連のカクテルレシピ リスト
⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
[ スポンサーリンク ]
今回紹介したカクテルの材料
ー オレンジキュラソー Orange curacao ー
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースに、オレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使ってオレンジ色にした果実系リキュールの一つです。
オレンジキュラソーも、ブルーキュラソー同様人口着色での色付けを行っており、オレンジの果実などが入っているわけではありません。 あくまで果皮をアルコールに漬け込んだものです。
味わい・香り・・・オレンジキュラソーは、オレンジの皮から抽出されるエッセンスを主な味わいとしています。そのため、オレンジの甘みが感じられ、口当たりは滑らかです。
香りは、鮮やかなオレンジの香りがします。リキュールを注いだ時にも、強いオレンジの香りが広がります。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
シェーカーの使い方
シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛
スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛
まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛
- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
[ スポンサーリンク ]
ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。
〚 Step 2 = 持ち方 〛
ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。
〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛
- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
カクテルのTPO用語
ー ディジェスティフ Digestif ー
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。
香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
アフターディナーにおすすめのグラス
カクテルグラス Cocktail glass
逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
アフターディナーで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料