レシピと作り方
ピコン & ビールの材料
Recipe no.169
- アメールピコン・・・・・・・・60ml
- ビール・・・・・・・・・・・・Full
- カットレモン
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技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
ピコン & ビールの作り方
グラスは、ピルスナーグラス、サワーグラス、ゴブレット がおすすめです。
ビールとグラスは冷やしておきましょう。
グラスにカットレモンを少し絞って入れ、アメールピコンを入れて軽く混ぜます。
ビールを泡を入れるスペースを残して入れ、軽くステアをします。
最後にビールの泡を入れれば完成です。
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ピコン & ビールの特徴
Photo|アメールピコン
〚 由来と歴史 〛・・・「 ピコン & ビール 」は、19世紀から20世紀初頭にかけてフランスとベルギーで発展したカクテルです。アメールピコンは、1837年にフランスのアルジェリアでガエタン・ピコン( Gaétan Picon )によって開発されたビターリキュールです。ピコンはオレンジの皮、ゲンチアナ、シナモンなどのハーブとスパイスを使って作られており、その複雑で芳醇な味わいが特徴です。
アメールピコンは当初、単体で飲むか、シンプルなミックスドリンクの材料として使われていましたが、ビールとの組み合わせは、特にフランス北部のアルザス地方やベルギーで人気を集めました。ビールの爽快感とアメールピコンの独特な苦味が相性抜群で、地元の人々の間で日常的に楽しまれる飲み物となりました。
〚 特 徴 〛・・・「 ピコン & ビール 」の特徴は、そのシンプルさと風味のバランスにあります。アメールピコンのオレンジの香りとビターな味わいが、ビールの軽快で爽やかな泡立ちとマッチして、非常に飲みやすく、リフレッシングな体験を提供します。使用するビールの種類によっても味わいが変わるため、自分の好みに合わせたカスタマイズも可能です。
〚 味わい 〛・・・「 ピコン & ビール 」の味わいは、最初にビールの爽快な泡立ちが口の中に広がり、その後すぐにアメールピコンのほろ苦く甘酸っぱい風味が感じられます。アメールピコンのオレンジとハーブの風味がビールのマイルドな苦味と融合し、後味にはほのかなシトラスの余韻が残ります。ビールのタイプによって、ピルスナーのような軽めのビールを使えばよりスッキリとした味わいに、ゴールデンエールやアンバーエールを使えば少しコクのある味わいになります。
〚 魅 力 〛・・・「 ピコン & ビール 」の魅力は、そのシンプルさとアレンジの幅広さにあります。ビールを注ぐだけで簡単に作れるため、気軽に楽しむことができる一方で、アメールピコンの豊かな風味がビールに深みを加え、いつものビールとは違った特別な一杯を味わうことができます。
また、アメールピコンの歴史的背景や、フランスやベルギーのビール文化と結びついていることから、飲むたびに異国の雰囲気を感じることができます。特に、ビール愛好家やアメールピコンを初めて試す方にもぴったりのカクテルであり、パーティーやカジュアルな集まりでのウェルカムドリンクとしてもおすすめです。
「 ピコン & ビール 」は、ビールの持つカジュアルさと、アメールピコンのもたらすエレガントな苦味のバランスが絶妙な一杯です。ぜひ一度お試しになり、その独特の風味を楽しんでみてください。
ピコン & ビールの材料
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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ピコン & ビールにおすすめのグラス
ピルスナーグラス Pilsner glass
ピルスナーとは1842年にチェコのピルゼンで生まれたビアスタイルです。 世界で最も多く飲まれているビールで、日本国内の流通しているビールの9割がこのピルスナーに分類されるものです。
キレのある喉越しとホップの苦味が特徴です。世界でも7割がピルスナータイプと言えます。
ピルスナータイプの特徴は爽やかな味わいと喉越しの良い口当たりです。その特徴を最大限に生かすグラスとして生まれたのがこのピルスナーグラスです。
背の高いグラスにする事で、ビールを飲む際にピリッとした炭酸が真っすぐ口の中へ入ってくる構造で、口の狭さは炭酸が抜けるのを抑えるためです。
背が高く真っすぐなことで、グラスの底から浮き上がってくる気泡が美味しそうな見た目を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。目を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。
サワーグラス Sour glass
サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。
種類は豊富で、ゴブレットやシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。
形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。
しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。
ゴブレット Goblet
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。ト 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
ピコン & ビールで使う道具
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